日野原重明氏の言葉

2013年08月14日


明日を思う人は健康です


聖路加病院の日野原重明氏のひとことである。


日野原重明氏の著書には深さがある。
肩の力がぬけたやさしい文章にはたしかなものがこめられている。
なんともいえず、あたたかい。


この域に到達できる人物があまりいないことは明白である。
人間である以上、順風満帆に思い患うことがまったくないままに、年を重ねてはいないだろう。
医師という職業で逝く患者を見送った数も多いと想像する。


ストレイシープの自分をもてあましたなら、
日野原重明氏の著書がチカラをくれるだろう。
あたたかくやさしく導いてくれるだろう。


作為的なものも偽善も、なにもない。
あるのはこころだけである。
だいじょうぶだよという肩を抱いてくれるような大きさで、
あなたをすくってくれるだろう。


老いていくにあたって目標にする人をもつことは、たいせつなことである。
日野原重明氏のすきとおるようなあたたかなこころを、
いつか自分も身の内にもってみたい。
あなたもわたしも、いつかは老いていく。
それでもそのことをおそれずに立っていたい。



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Posted by ブリジッタ at 18:43│Comments(0)読書
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